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水道水の塩素量

水道

毎日使う水道水ですが、この水道水はかなり厳しい水質基準をクリアして家まで運ばれています。 水道水の基準的な塩素濃度は0.1ml以上と決まっていて、それ以上であればどれだけ入っていても問題ないというのが現在の基準です。
なので、浄水場から運ばれる水は最も遠い場所で0.1mlになるように調整されているのです。 ですから、浄水場から近いご家庭では0.1ml以上の高い塩素濃度の水を飲む事になります。

これだけを聞けば、家に供給される水道水は少なくとも一定量の塩素濃度しかないと思ってしまいます。 しかし、水道水の塩素濃度は季節によって変化しています。 なんと、冬に対して夏の方が水温的に雑菌の繁殖力が高く活発になる問題などがあり、塩素濃度が高いようになっているのです。 夏になると急に水がまずく感じるのもこういった事が原因でしょう。
更に気をつけたいのは、夏場水分補給のために水出しで麦茶や最近では水出しコーヒーなども流行ってきていますが、緑茶の場合はカテキンが塩素を吸着してくれますが、麦茶やコーヒーでは残留塩素を吸着してくれません。 味が追加されているのでそれほど気にならないかも知れませんが、残留塩素の事を考えると煮出したものを作るか浄水器を使用した方が安全な水が飲めますね。

本当のナチュラルミネラルウォーターは飲んではいけない

ミネラルウォーター

市販されているミネラルウォーターの種類で、ナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターという名前で販売されているものがあります。
これは採取した地下原水の成分に無機塩添加物などの調整を行っていないものがこのように分類されています。 しかし、これは採取した水に何も手を加えずにそのままボトリングした訳ではありません。

沈殿→ろ過→加熱殺菌 という過程を経てしっかりと殺菌されています。 ですから、地方へ行って見た目がキレイであるからといって湧き水をそのまま飲む事は健康の面で推奨できません。 特に野生動物などが住むような場所であった場合は上流に野生動物の糞などがあった場合は大腸菌、クリプトスポリディウム、エキノコッカス等の病原微生物で汚染される可能性があります。
他にも、鉱山が近くにある場合は水質的に重金属を含んでいる場合があります。 温泉が近くで出る地方であればヒ素やフッ素などが含まれている為に飲料水に向いていません。

水道水に塩素が入っている理由

水道

水道水の中に消毒のために塩素が入っています。 誰もが知っている常識的な話です、ですがなぜ塩素でないといけないのでしょうか? 人体に影響がないといわれているほど薄めているといわれていますが、有害なのがわかっているのであれば入っていないに越した事はないはずです。
日本の水道水にそもそも塩素が投入されるきっかけとなったのが、戦後の占領政策によるマッカーサーの指示によるものだったそうです。

安価で消毒性高い事を考えての塩素でしたが、特に改善策が無いまま、昭和32年に水道法が成立し、この法律によって水道水の中には一定以上の塩素が入っていないと水道水として認められないとなってしまいました。
現在でも「オゾン殺菌処理」を行う高度浄水処理などもあり、こちらの方が安全性は高いように思われがちですが、送水中にも消毒殺菌が必要な為にどうしても塩素による殺菌が必要になります。

トリハロメタンについて

水イメージ

今、水道水に含まれているもので取り除きたいものとして上げられるのがトリハロメタンです。 このトリハロメタンはどうやって出来ているかといえば、水中の有機物と塩素とが反応をおこして発生します。
これは昔のキレイな水では浄水すればトリハロメタンを発生させるような心配はなかったのですが現在の水ではいくら浄水してもトリハロメタンの核となる有機物が多くどうしても発生してしまうのだそうです。

そして塩素を抜く方法をして一度煮沸させているご家庭もあるかもしれませんが トリハロメタンに関しては煮沸は逆に濃度を上げてしまうのです。
トリハロメタンを完全に取り除くために必要な時間は20分必要で、これだけの時間煮沸させるとほとんどの水は蒸発してしまうので現実的ではありません。 トリハロメタンの除去を望むのであれば、ミネラルウォーターや浄水器の使用が必要でしょう。

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